🕊️ 前回のお話:第118話「伏せは、偶然じゃなかった(そして布の上限定)」
少し気温が高くなり、春を感じる日が増えた。
オペラを連れて散歩することも、
何気ない日常の一部になり始めた…そんな時、
SNSから気になる情報が迷い込んできた。
他人事ではないので、書き残しておこうと思う。
散歩が増えた理由
最近、オペラと散歩に行く回数が増えた。
毎日ではない。
天候、気温、時間のゆとり、そしてオペラと主の気分。
条件が揃った日に、ふらっと出かける。
公園に着くと、オペラは嬉しそうに走る。
100mダッシュを三本。
まだいける顔をしている。
その姿を見ると、連れてきてよかったと思う。
へそ天で眠る夜の満足感も、きっとこの時間の延長線上にある。
そんなある日、SNSで一枚の投稿を見つけた。
一枚の投稿
公園に毒が撒かれていたらしい。
それを拾い食いして亡くなった犬の話。
「そこ、よく行く公園だからびっくりしたよね」
その一文が刺さった。
よく行く公園。
他人事じゃない。
オペラは、拾う。
落ち葉も、小枝も、何か分からないものも。
「ちょっと待って、それ何?」と慌てて止めることは、正直ある。
タバコの吸い殻も、見かけたことがある。
チョコレートがばら撒かれていた日もある。
怖い。
でも、だから行かない、という選択も違う気がする。

いいと思う、ドッグランで知り合った人が1匹
わんちゃん減ってたからあれあの子どうしまし
たか?って聞いたら公園内に毒が撒かれてたら
しくてそれを拾い食いしちゃったみたいで亡く
なっちゃったって、そこよく行く公園だからび
っくりしたよねかわいそうですね
タバコ食べちゃって病院行った時に【タバコ
ならまだ良い、公園は毒撒かれているから行
かないでね】って言われました
それから公園は行ってないですが怖いです
ね
守るということ
守るとは、興奮を止めることだけじゃない。
伏せを教えることでもない。
目を離さないこと。
スマホを見ないこと。
「大丈夫だろう」と思わないこと。
オペラは速い。
一瞬で口に入れる。
主は、もっと速く反応できるだろうか。
少し真面目に考えた。
拾い食い防止の練習も、必要かもしれない。
楽しい公園を、怖い場所にはしたくない。
でも、無防備にもしたくない。
そのバランスを探すのが、主の役目なのだろう。
あとがき
正直、少し怖くなった。
でも、散歩はやめない。
オペラの世界を狭くしたくないから。
その代わり、前より少しだけ目を凝らす。
前より少しだけ、周囲を見る。
そして、リードを握る手に意識を置く。
守るとは、制限することじゃない。
一緒に歩き続けるための準備だ。
今日も公園へ行く。
ただ、昨日よりほんの少し、主の目が真剣になるだけだ。
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