🕊️ 前回のお話:第48話「春の準備は、予定外に始まる」
行ってきまーす!の声と共に、玄関の扉を開けて外に出た。
何もない。
バラもクレマチスも、植木鉢さえもない。
それなのに、
なぜか春の景色だけが、頭の中に浮かんでいた。
何もない玄関と、頭の中の春
玄関先には、
本当に何も置いていない。
それでも僕の頭の中では、
オベリスクに絡んだ蔓の先に、
微かな香りを放ちながら色鮮やかなクレマチスが咲いている。
その隣では、
フルーティーで、どこか懐かしい香りのバラが、
力強く佇んでいる。
その佇まいと香りが、
五感を刺激する。
香りが体内に入った瞬間、
胸がスゥ〜っと軽くなり、
気持ちまでほどけていく。
想像の中の現実だwww
まだ始まっていない現実
現実は、
まだ何も始まっていない。
苗はない。
土もない。
鉢も、まだ置いていない。
玄関先の景色は、
昨日と何ひとつ変わっていない。
それなのに、
浮かんでくる景色だけは、やけに鮮明だ。
花ひとつで心が動くということ
これがワクワクというやつなんだろうか。
だとしたら、何年ぶりだろう。
花ひとつで、
こんなにも心を踊らされるなんて、
正直、思ってもみなかった。
こんなに春が待ち遠しいと感じたことが、
過去にあっただろうか。
花が咲くまでの、現実的な道のり
花が咲くまでの現実は、
決して近道ではない。
苗を買って、
土と鉢を用意して、
植え替える。
あとは、
お日様と水の力を借りて、
成長を見守る。
途中で虫がついたら、
その時に対処すればいい。
手塩に掛けて、
ようやく蕾を持ち、花が開く。
人生も、きっと同じ
時々、思うことがある。
きっと、人生も同じなんだ。
想いをもって、
行動して、
時には自分を褒めて、
時には厳しく叱咤する。
そうした積み重ねの先に、
成果という花が咲き、実を結ぶ。
この記事を書いているうちに、 2026年のテーマが見えてきたかもしれない。
「思考は現実化する」
成しえた未来を思い描く。
その時の喜びや達成感、
周囲の人の反応までも想像する。あたかも、
すでに体験したかのように。あとは、
思い描いた未来に、
少しずつ現実が近づいてくるだけなのかもしれない。もし、なかなか追いついてこないと感じるなら、
まだ一歩目を踏み出していないだけなのかもしれない。これは、2026年の僕にとって、
最大のテーマになるのかもしれない。

