🕊️ 前回のお話:第78話「昼のお散歩で、オペラが覚醒した話」
時間が足りない、できない、無理だと思って、一日のタスクを部分的にこなせない日がある。
人間だから仕方ない――そう片づけてしまうこともできるけれど、今日は少し違った。
「本当に無理だったのか?それとも、考えすぎて止まっていただけなのか?」
そんな問いが、静かに浮かんだ一日だった。
午後から予定がある日の、朝の葛藤
今日は16:30から大型バイクの教習がある。
渋滞を考慮して、14:30には家を出たい。
10:00から14:30までの間に、やることは山ほどあった。
- ☆ 段ボールを捨てる
- ☆ 洗濯
- ☆ 食器洗い
- ☆ 入浴と簡単な風呂掃除
- ★ 冷蔵庫の食材調理
- ★ オペラの散歩
- ■ 掃除機がけ
- ■ 文鳥のケージ清掃
☆は「必ずできる」、★は「できたらいいな」、■は「今回は無理かも」。
朝の時点で、すでに頭の中は取捨選択でいっぱいだった。
優先順位と、ぐるぐる思考
12:30を過ぎた時点で残っていたのは、
- ★ 冷蔵庫の食材調理
- ★ オペラの散歩
- ■ 掃除機で清掃
- ■ 文鳥のケージ清掃
まずは食材調理。
ここにどれだけ時間がかかるかで、その後が決まる。
「散歩は無理かな…」
そう思いながらも、手を動かしていると、思いのほか捗った。
13:45、片付けまで完了。
残り45分。
理屈では間に合わない。
でも、オペラは明らかに行きたそうだった。
エイッ、どうにでもなれ。
出発時間が少しズレてもいい。
そんな“諦め”と勢いで、散歩に出た。
「やってみたら、できた」散歩時間
昨日よりも、オペラは楽しそうだった。
小走りというより、伸び伸びと走り回っている。
たくさん褒めて、少しだけおやつも添えて。
10分ほどで抱っこポーズが出たので帰路へ。
すると今度は、家まで猛ダッシュ。
玄関に入ると一目散にリビングへ。
足裏を拭かれて、ソファの定位置に飛び込む姿に、思わず笑った。
結果的に、散歩も行けた。
出発時間にも、ほぼ間に合った。
「やる前から、やらない理由を並べていたな」
そんな気づきが残った。
止まっていた、もうひとつのこと
そういえば、もうひとつ止まっていたことがある。
2025年6月から通い始めた大型バイクの教習だ。
オペラのケガ、引っ越し、新居の施工、年末年始の繁忙期。
理由はいくらでもあった。
でも今日、タスクをこなした流れの中で思った。
「できない理由を並べる癖は、ここにもあったな」と。
久しぶりの教習所で見えたこと
実に4ヶ月ぶりの教習。
急制動は相変わらず苦手だったが、
アドバイスをもらった途端、理解が一段深まった。
小旋回では恐怖心から足が出てしまう。
身体の使い方ができていないだけだった。
一方、初めての波状路は褒められた。
できることと、できないことが極端。
でも、それは今に始まったことじゃない。
できることは無意識でできて、
できないことは、やって初めて理解が進む。
やるか、やらないか
ふと、頭に浮かんだフレーズがある。
「やるかやらないか、迷ったその時は――やる。」
どこかで聞いたことのある言葉だ。
今日一日を振り返ると、
散歩も、教習も、この言葉に尽きる気がした。
あとがき
すべてを完璧にこなしたわけじゃない。
掃除機も、文鳥のケージも、今日は手をつけていない。それでも、必要なことはできた。
そして、「考えすぎて止まる自分」に気づけた。焦らず、一つずつ。
期限はあるけれど、積み重ねていこう。今日も、よくやった。
そんなふうに、自分に言っておきたい。

