🕊️ 前回のお話:第31話「オペラと暮らす日々に増えていく、小さな必需品たち」
ペットと暮らすと、時々「え…そこ?そこ気にするの?」と驚く瞬間がある。
オペラの場合、それが“ペットシーツのこだわり”だった。
ある朝、トイレの様子をそっと見ていると、
一度使った場所を器用によけて、端っこの“まだ誰も踏んでない場所”だけを狙っている。
「オペラさん、そこはまだきれいなんだけど…?」
そう声をかけても、こちらをチラッと見て無視。
どうやら“納得していない”らしい。
まさか、こんなにこだわり強いタイプだったとは。
この日を境に、我が家のペットシーツ問題は静かに幕を開けた。
新しい場所を求める…オペラの“流儀”
観察していると、どうやら毎回「新品ゾーン」を探しているらしい。
きれい好きというより、“気持ちの問題”。
トイレの端の端、わずか数センチの“未使用エリア”を見つけると、
小さくクルッと回って、そこにそっと座る。
その姿がなんとも几帳面で可愛い。
ただ、飼い主としては「シーツ、すぐ交換になるんですが…」という複雑な気持ちも同居する。
こだわりを受け入れるまで
最初の頃は「え、同じ場所でしていいんだよ?」と教えたくて仕方なかった。
でも、毎回どこかしら新しい場所を選ぶオペラを見ているうちに、こう思った。
—ああ、これはこの子の流儀なんだ。
そう思うと不思議と、僕たちもそのこだわりに合わせて動くようになった。
ペットシーツを少し広めに敷いてみたり、交換のタイミングを変えてみたり。
暮らしのテンポが、オペラのペースに少しずつ寄っていく。
シーツの向きと距離感、暮らしの小さな工夫
どの角度で置くと成功率が上がるか、何日持つのがベストか。
そんなことを夫婦で真剣に話す日が来るとは思わなかった。
でも、こういう“ささいな調整”が、意外と楽しい。
オペラのルーティンに気づくと、生活のリズムが整っていく感じがする。
小さな家族がひとり増えると、
暮らしの工夫も小さなところから積み重なっていくものだ。
困ると可愛いの間で揺れる気持ち
確かに、シーツの交換回数は増えた。
ゴミも増えるし、時々「何でそこ!?」とツッコみたくなる。
でも、その“こだわりポジション”を見つけて
ちょこんと座る姿を見ると、全部許せてしまう。
困ると可愛いが同居する——
これこそオペラと暮らす醍醐味なのかもしれない。
あとがき
ペットシーツひとつで、こんなに暮らしが変わるとは思わなかった。 オペラのこだわりは、時々手間にもなるけれど、 それ以上に“この子らしさ”を毎日教えてくれる。
小さな習慣がひとつずつ形になって、
家族のリズムが整っていく。今日もまた、ペットシーツを取り替えながら、
この子と生きる“小さな日常”を味わっている。

