🕊️ 前回のお話:第30話「秋から冬へ——静かに訪れる季節の境目で」
冬の気配がふっと忍び込む頃、ふと家の中を見渡すと、生活の風景が少しずつ変わっていることに気づいた。
オペラが来てから増えた“もの”たち。それはただの道具ではなく、小さな命と暮らすための必需品だった。
季節が進むたび、家の中の役割がゆっくりと増えていく。
今日は、その触りだけをそっと並べておきたい。
シャンプーとケア用品、そして家族の役割
オペラのシャンプーは、無印良品のものに落ち着いた。
無香料だからこそ、洗いあがりがすっきりしていて、オペラの素直な体温だけがそこに残る。
これは僕の担当。
湯気の中で小さな体をそっと支えていると、
「守っている時間」そのものが、静かに家の空気をあたたかくしてくれる。
一方で、爪切りや耳掃除は妻が担当だ。
僕よりずっと器用で、オペラも安心した表情を見せる。
小さな命を守る“チームの役割分担”が、自然と生まれていった。
涙やけと向き合う、フード選びの日々
涙やけは、迎えた日からの小さな悩み。
フードを変えたり、量を調整したり、いくつもの工夫を試してきた。
まだ「これだ」という答えは見つかっていないけれど、
その試行錯誤さえ、オペラとの暮らしの一部になっている。
冬の乾燥と肉球クリーム
冬になると、オペラの肉球も乾燥してくる。
クリームを塗るとき、ちょこんと差し出される小さな前足が愛おしい。
ケアの時間は、静かで落ち着いた“触れ合いの時間”でもある。
ベッド、毛布、そしてホットカーペット
寒がりなオペラにとって、冬の寝床は大事な場所だ。
毛布の種類や、ホットカーペットの“硬さの違い”にまでこだわりがある。
ベッドの沈み方や、丸くなる姿が季節の移ろいをそっと教えてくれる。
ペットシーツ、謎のこだわり問題
オペラには、ちょっとしたこだわりがある。
同じシーツに何度もするのは、どうやら苦手らしい。
ちょっと困るけれど、そんな個性もまた可愛い。
暮らしの中で「この子らしさ」に気づくたび、思わず笑ってしまう。
おもちゃと洋服、そして小さな夢
お気に入りのおもちゃに噛みつく姿。いつの間にか飽きて静かになる姿。
その全部が「性格」という形で現れてくる。
洋服も、いつかは手作りしてあげたい。
チョコタンの毛色に似合う布を想像する時間も、悪くない。
お散歩デビューへ、少しずつ
まだバギーで慣らし中だけれど、外の世界にはゆっくり慣れてきている。
冬の風を嗅ぐときの、あのピンとした耳が大好きだ。
一歩ずつでいい。オペラも、僕たち家族も。
あとがき
ものが増えたのではなく、 役割が増えたのだと思う。
小さな命を守るための道具たち。
それぞれが暮らしの一部になり、
僕らの毎日をやさしく形づくっている。これから少しずつ、
ひとつひとつの「理由」を言葉にしていきたい。

