🕊️ 前回のお話:第233話「大型二輪免許を取っただけでは見えなかったこと」
最近、我が家でちょっとした事件が起きた。
きっかけは愛犬オペラだった。
私がアイスクリームを食べていると、オペラが必ず近寄ってくる。
そして、
「それ、僕の分もありますよね?」
と言わんばかりの表情で見つめてくるのだ。
もちろん人間用のアイスはあげられない。
犬用アイスも売られているが、値段が高かったり、食べたい時にストックがなかったりする。
それなら、自宅で作れないだろうか。
そんな思いから、アイスクリームメーカー探しが始まった。
気になっていたのはNinja CREAMi
最初に気になったのは、SNSやYouTubeでも話題になっている「Ninja CREAMi」だった。
特にソフトクリームのように絞り出せる上位モデル「スクープ&スワール NC701」が魅力的だった。
ジェラート。
ソルベ。
フローズンヨーグルト。
ミルクシェイク。
さらには犬用アイスまで作れる。
夢が広がる。
ところが調べれば調べるほど悩ましい。
海外通販では7万円を超えていたり、公式サイトでは2万円弱だったりする。
価格差が激しすぎる。
私は比較サイトを見たり、レビューを読んだり、YouTubeを見たりしながら悩んでいた。
いつものパターンである。
事件は突然やってきた
そんな矢先だった。
ある日、宅配便が届いた。
最近の我が家は、
フードプロセッサー。
サーキュレーター。
除湿機。
何かと荷物が届くので、段ボール自体は珍しくない。
だが今回は違った。
身に覚えがない。
私は注文していない。
「何だろう?」
そう思いながら箱を開けた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・。
アイスクリームメーカーだった。
しかも私が調べていたNinjaではない。
貝印のアイスクリームメーカーである。
一瞬、脳が処理を拒否した。
まさか妻が買っていた
妻に聞いてみた。
「アイスクリームメーカーって、いらない派じゃなかった?」
すると、
「あぁ、買ったよ」
と、あっさり。
いやいや。
そういう話ではない。
私は数日前から比較検討していたのである。
YouTubeも見た。
レビューも読んだ。
価格も調べた。
買おうかどうか悩んでいた。
それなのに妻は既に購入済みだった。
完全に先を越された。
理由を聞いてみると、
昔使ったことがあって懐かしくなったらしい。
そして何より、
「オペラが食べられるアイスを作ってあげたい」
と思ったそうだ。
その言葉を聞いて、なんだか嬉しくなった。
冷静に考えると十分かもしれない
貝印のアイスクリームメーカーは、一度に約300mlほど作れる。
冷却ボウルを12時間以上冷凍しておく必要もある。
正直なところ、
「もっと大量に作れたらいいのに」
とも思った。
だが冷静に考えてみる。
我が家は、
私。
妻。
オペラ。
の3人家族である。
300mlで十分かもしれない。
いや、十分なはずだ。
たぶん。
密かな野望
実は私には憧れのアイスがある。
株式会社セラ・ルージュの卵をしようした
「Oeuf(ウッフ)」という店舗で食べることが
できるバニラアイスだ。
卵の風味が濃厚で、とても美味しい。
一般的なバニラアイスよりも色が濃く、オレンジ色に近い。
いつかあの味に近いアイスを作ってみたいと思っている。
一方、オペラ用はもっとシンプルだ。
無糖ヨーグルト。
さつまいも。
バナナ。
そのあたりで十分だろう。
ただ、作り始めたら間違いなくオペラはキッチン前に座り込み、
「それ、僕のですよね?」
という顔で見つめてくるはずである。
我が家らしい出来事
アイスクリームメーカーを買おうと思っていたら、先に妻が買っていた。
予想外だった。
でも考えてみれば、我が家らしい話でもある。
私は調べる。
比較する。
悩む。
考える。
そしてなかなか買わない。
一方の妻は、
気付けば買っている。
この差は大きい。
もっとも、今回は結果オーライだ。
まずは人生初の手作りアイスに挑戦してみようと思う。
ただ一つだけ気になることがある。
完成した瞬間、一番最初に味見をするのはオペラになりそうな気がしてならないのである(笑)

