見ていたはずなのに、見えていなかった視点の話

夜のデスクに置かれたノートとコーヒー、窓の外の街明かりを眺めながら視点の変化に気づく時間 ライフログ

🕊️ 前回のお話:第76話「無理ができない夜と、身体の声を聞くという選択」


株価というものは、不思議なもので。
見ている時には動かず、目を離した途端に大きく動き出す。

2025年の夏頃まで、確かに眺めていたはずの銘柄があった。
キオクシアホールディングス。
当時の株価は、2,500円前後で推移していた記憶がある。

そして2026年。
ふと目にした数字に、思わず二度見した。

14,750円。

「え、いつの間に?」
そんな言葉が、自然と口をついて出た。


見ていたはずなのに、見えていなかったもの

2025年8月末までは、確かに株価を追っていた。
でもその後、僕の仕事は繁忙期に突入し、
キオクシアホールディングスは完全にノーマーク状態になった。

結果として、
“目を離した瞬間から始まった急上昇”を、あとから知ることになる。

悔しさというより、
「なるほど、そういうことか」という感覚の方が強かった。


きっかけは、何気ない夫婦の会話

今回の気づきの発端は、
年始に交わした妻との、何でもない会話だった。

「おぷっぷのパソコンって、今でも使えるの?」

そんな問いから始まった話題は、
メモリ不足、AI需要、法人向けPCの買い替え需要へと広がっていった。

  • AI需要の高まり
  • データセンターの増設
  • Windows10のサポート終了
  • 法人向けPCの一斉更新

結果として、
メモリを扱う企業に需要が集中するという話に行き着いた。

その場では「ふーん、なるほどね」で終わった会話だった。
でも、数日後の帰り道。
このやり取りが、突然フラッシュバックした。


視点が変わった瞬間

その時、ようやく一つのことに気づいた。

注目銘柄やランキング上位だけを追っていても、
市場全体の流れは見えていないということに。

表に出てくる企業の裏側で、
それを下支えしている企業が存在している。

AI、半導体、データセンター。
そのどれもが動けば、
「じゃあ、必要になる部品は?」
「その部品を作っている会社は?」
という視点が必要だったのだ。

この視点を持たないと、
個別株にはなかなか踏み込めない。

遅ればせながら、そう腑に落ちた。


今の自分にとっての、正解

だからといって、
「じゃあ個別株を本格的にやるか?」と言われれば、答えはNOだ。

本業は会社員

専業投資家ではない

決算書や指標をじっくり読む時間は取れていない

正直に言えば、
作ろうとしていない時間でもある。

その代わりに、
妻と話し、文鳥と過ごし、オペラと向き合う時間を選んでいる。

今の自分にとっては、
積立NISAでの“ほったらかし運用”が、いちばん現実的だ。


あとがき

今回いちばんの収穫は、
株価が上がったことでも、
儲け損ねたことでもない。

妻の何気ない一言から、
「物事を見る視点」そのものに気づけたことだ。

市場も、人生も、
見えているものだけがすべてじゃない。

今は、
株よりも、日常を選ぶ時間。
それでいい。

そう思えた夜だった。


📘 次のお話:第78話「昼のお散歩で、オペラが覚醒した話」


プロフィール
こんにちは、自由きままなライフログを書いている おぷっぷ です。

家族として迎えたチワワの「オペラ」と過ごす日々を中心に、 日常のささやかな出来事や感じたことを “そのままの言葉で” ゆるやかに綴っています。

オペラはまだ赤ちゃんで甘えん坊。 ふっとした仕草や表情に、あたたかさを感じる毎日です。 そんな小さな相棒と過ごす時間は、季節の移ろいをしみじみと実感させてくれます。

このブログでは、
・オペラとの何気ない日常
・心がふっと動いた瞬間
・飼い主として学んだこと、悩んだこと
・生活の中で見つけた小さな喜び
などを文章と写真で記録しています。

“note to self(自分への小さなメモ)” のように、 未来の自分がふと振り返ったとき、 温かい気持ちになれるページを残したい。

そんな気持ちで、ゆるく書いています。 どうぞ気軽に読んでいってくださいね。
ライフログ「日々とぬくもり」
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