オペラ、初めてのニット

青と白のニットを着たチワワのオペラが、毛布の上でこちらを見つめている。冬のぬくもりを感じるワンシーン。 番外編と小さな日々

寒さが少しずつ深まってきたある日。
知り合いから届いた、小さな包み。
中には、ふわふわの青と白のニットが入っていた。

「オペラにどうかな」と書かれたカード。
冬の入り口に、ぴったりの贈り物だった。


最初、オペラは困惑していた。
袖を通すたびに、身体をねじってみたり、
後ろ足で必死に服を引っ張ってみたり。

その姿は、まるで——
“自由を奪われた哲学者”のようだった。

けれど、数分後。
ふと見れば、もう毛布の上で丸くなっていた。
表情は穏やかで、まるで「悪くないかもね」とでも言いたげ。

ぬくもりをまとうことは、
ただ身体を守るだけじゃなく、
心のスイッチを「安心」に切り替えることなのかもしれない。


しばらく見とれていたら、
オペラがこちらを見上げて、
“どう?似合ってる?”とでも言うように首をかしげた。

思わず笑って、
「うん、今年の冬はもう大丈夫そうだね」と返す。


あとがき

小さな命にも、季節のリズムがある。
“初めて”を重ねていくたびに、
その冬は少しずつ記憶の中であたたかくなっていく。

初ニットのオペラ。
その姿は、冬の真ん中にぽっと灯る、
小さなストーブのようだった。

プロフィール
こんにちは、自由きままなライフログを書いている おぷっぷ です。

このブログは、今の僕の人生を言い表す言葉を置いておきます。

「山頂を目指す登山ではなく、森を歩く散策。」

目的地は決まっていない。

ただ、歩く。

風の音に耳を澄ませ、

鳥のさえずりに足を止め、

足元に咲く小さな花を見つける。

昨日は気づかなかった景色が、

今日はなぜか心に残る。

昔の足跡を見つけては、

「あの頃の自分は、ここを歩いていたんだな。」

と、静かに微笑む。

歩くたびに森の景色は少しずつ変わり、

歩くたびに自分も少しずつ変わっている。

だから、同じ道でも、

いつも新しい発見がある。

人生は、

山頂を目指して競い合うものではなく、

自分だけの森を歩きながら、
出会った景色を味わう旅なのかもしれない。

そして、このブログは――

人生という森を歩いて見つけた、小さな景色を残す備忘録。

未来の自分へ。

そして、いつか家族がこの森を歩く日が来たなら、

「あぁ、この人はこんな景色を見ながら生きていたんだ。」

そんなことが少しでも伝わったら、

それだけで十分。
ライフログ番外編と小さな日々
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