🕊️ 前回のお話:第123話「長い助走」
先日、
「長い助走」という話を書いた。
人生は遅咲きではなく、
ただ助走が長かっただけかもしれない。
そんなことを考えていた時、
ふと、ある花を思い出した。
バラである。
バラには、
一度だけ花を咲かせる種類もあれば、
一年に何度も花を咲かせる種類もある。
いわゆる
「四季咲き」のバラだ。
一度だけ咲く花
僕は長い間、
人生の花は
一度だけ咲くもの
だと思っていた。
成功する人は、
ある時期に大きく花を咲かせる。
それが
その人の人生のピーク。
そんなイメージを
どこかで持っていた。
だから若い頃は、
「まだ咲かない」
「まだ咲かない」
と、
どこかで思っていたのかもしれない。
でも人生は違うのかもしれない
最近になって、
少し考え方が変わってきた。
人生の花は、
一度だけ咲くものではないのかもしれない。
もしかすると、
人生は
四季咲きの花
なのではないだろうか。
10代で咲く花もある。
20代で咲く花もある。
30代、40代、50代。
それぞれの季節で
小さな花が咲いているのかもしれない。
ただ、
その時は
それが「花」だと
気づいていないだけで。
振り返ると
思い返してみると、
僕の人生にも
小さな花は
いくつも咲いていた。
子どもの頃の出来事。
若い頃の出会い。
うまくいったこともあれば、
うまくいかなかったこともある。
嬉しかったこと。
悔しかったこと。
いろいろな出来事があった。
その時は
ただ必死に生きていただけだったけれど、
今振り返ると、
それぞれの時期に
小さな花が咲いていたのかもしれない。
蕾の時間
もちろん、
ずっと花が咲いているわけではない。
花が咲いたあとには、
また蕾の時間がある。
静かな時間。
準備の時間。
そして、
また次の花が咲く。
そうやって
人生は続いていくのかもしれない。
今の自分
今の僕は、
まだ大きな花が咲いたわけではない。
せいぜい、
小さな蕾
くらいだろう。
でもそれでいい。
むしろ、
これから咲く花がある
と思えることのほうが、
楽しい気がしている。
あとがき
人生は、
一輪の花ではない。
何度も花を咲かせる
四季咲きの花なのかもしれない。
そう考えると、
今までの出来事も、
これからの出来事も、
全部が
人生という庭の中で
咲いたり、
蕾になったりする花なのだろう。
だから、
焦る必要はない。
ゆっくり咲けばいい。
また次の季節に、
新しい花が咲くのだから。

