🕊️ 前回のお話:第194話「屋上で一鉢のバラを育てている理由」
オペラを迎えてから、気が付けば7ヶ月以上が経過した。
毎日が本当に賑やかで、家の空気そのものが変わった気がする。
もちろん大変なことも多い。
特に成長段階の頃は、想像していた以上に体力も気力も削られる(笑)
「こんなに目が離せないのか…」
と、夫婦で苦笑いする日も少なくなかった。
でも、その分だけ毎日が楽しく、オペラ中心の生活になっていった。
その反面、夫婦2人だけでゆっくり過ごす時間はかなり減った気がする。
それが悪いわけではない。
ただ、やっぱり夫婦の時間も大事にしないとな…とは、ずっと思っていた。
そんな時、妻が以前から気になっていたレストランの話を思い出した。
「行ってみたいなぁ〜」
と話していたお店だ。
せっかくだし予約してみようかなと思い、ディナーを予約した。
もちろん、サプライズではない(笑)
僕は昔からサプライズ演出が壊滅的に下手なのだ。
変に隠して失敗するくらいなら、最初から相談した方が平和である(笑)
すると妻は、
「えぇ〜、コース料理とか勿体無いよ〜。パスタとかで良かったのに〜」
なんて言っていた。
いや、本当に女心は難しい(笑)
当日、お店に入ると店内は落ち着いた空気で、ちょうど良い静けさだった。
変に騒がしくもなく、肩肘張る感じもない。

テーブルには小さな花が飾られていて、照明も柔らかい。
こういう空気感だけでも、なんだか少し特別な気持ちになる。
料理もとても丁寧だった。

前菜からデザートまで、見た目も美しく、ゆっくり楽しめる。
そして何より良かったのが、スタッフの方々の距離感だった。
近すぎず、遠すぎず。
料理を運んでくださる時の会話も自然で、気を遣いすぎずに過ごせた。
店内が混雑していなかったこともあり、久しぶりに夫婦でゆっくり話をした気がする。
オペラのこと。
最近の出来事。
仕事の話。
どうでもいい話(笑)
こういう時間って、日常の中では意外と減っていくものなんだなと思った。
そして面白かったのが、妻の反応の変化だった。
最初は、
「勿体無いよ〜」
と言っていたのに、食事が進むにつれて、
「今度、〇〇さん誘って来たい!」
に変わっていた(笑)
分かりやすい(笑)
会計の時にも、料理を運んでくださったスタッフさんと楽しそうに会話をしていて、
「また来ますね〜」
なんて話していた。
その姿を見ながら、
「あぁ、気に入ってくれたんだな」
と、僕はちょっとホッとしていた。
オペラとの暮らしは、本当に楽しい。
でもその反面、夫婦2人だけの時間は以前よりかなり減った。
もちろん、それが悪いわけではない。

ただ、こうしてゆっくり食事をしながら会話をする時間も、やっぱり大事なんだと思う。
帰宅後、オペラは「どこ行ってたの!?」と言わんばかりに大騒ぎだったけど(笑)
そんな慌ただしい毎日も含めて、今の暮らしなんだろうなと思う。

