🕊️ 前回のお話:第197話「生後11ヶ月を迎えたオペラの近況と、僕たちの課題」
大型バイクの免許を取得してから、少しずつ街乗りや近場を走るようになった。
まだまだ「慣れる期間」ではあるのだけれど、実際に乗り始めてみると、教習所では気付かなかった事が本当に多い。
今回は、そんな“大型初心者のリアル”を書いてみようと思う。
納車後、今回で2回目の乗車。
前回よりかなり落ち着いて操作できた気がする。
シフトアップ、シフトダウンも少しずつ慣れてきた。
ただ、シフトアップ時に時折「ガコンッ」と変速ショックが出る。
まだまだクラッチ操作やアクセルワークが雑なんだろうなぁと思う。
まぁ、この辺りは乗り慣れていくしかない(笑)
そして今回は、ついに走行中のエンストも経験した。
渋滞中だったのだけれど、たぶん3速のままだったのかな…。
アクセルもほとんど開けていない状態で、クラッチも繋ぎっぱなし。
完全に、
「速度とギア選択のミスマッチ」
だったと思う。
幸い後続車との距離もあり大事には至らなかったけれど、
「あぁ…これが初心者大型ライダーか…」
と妙に納得した(笑)
これは本当に気を付けていかないといけない。
そしてもう一つ、かなりヒヤッとした場面もあった。
県道の交差点。
僕は直進。
対向車は右折。
すると、その対向車が普通に右折進入してきたのだ。
たぶん僕に気付いていなかったのだと思う。
かなり焦った。
ただ、事前にYouTubeなどで、
「右折車を見かけたら速度を落とせ」
と言われていたので、ちゃんと減速していた。
だから冷静に対処できた。
これ、悪い方向へ発展すると、
いわゆる“右直事故”ってやつなんだろうな…。
予習しておいて本当に良かったと思った。
こういう経験をすると、
「周囲を見る量が増えた」
というのを強く感じる。
車を運転している時よりも、はるかに周囲を観察している。
- 車間距離
- 横の車の動き
- 信号変化
- 路面状況
- 歩行者
- 自転車
とにかく見る。
特に大型バイクは車体も重い。
「まぁ大丈夫だろう」
で突っ込めない。
だから自然と慎重になる。
でも、その慎重さが妙に心地良いのだ。
次に感じたのは、
「路面への意識」
これ。
車では気にしなかったものが、急に怖くなる(笑)
- 白線
- マンホール
- 砂
- 濡れた路面
- 工事跡
全部気になる。
特に交差点。
停止線付近って意外と滑りそうな場所が多い。
教習所では綺麗に管理されていたから気にならなかったけれど、実際の道路は情報量が多い。
そして、天候。
最近は、
「今日は暑いなぁ」
ではなく、
「今日は路面温度ヤバそうだな」
みたいな見方をするようになった(笑)
風もそう。
車に乗っていると、そこまで意識しない。
でもバイクは違う。
橋の上、トンネル出口、ビル風。
普通に身体が持っていかれる。
大型初心者の僕は、そのたびに
「うぉっ!」
となっている(笑)
さらに驚いたのが疲労感。
これは完全に想定外だった。
走っている最中は楽しい。
でも帰宅すると、
肩
首
太もも
手
全部疲れている。
しかも、ただの筋肉疲労だけではなく、
「集中疲労」
みたいな感覚。
大型バイクって、想像以上に頭を使う乗り物なんだなと思った。
…いや、待てよ。
本当の疲労は別にあった。
そう。
レンタルガレージから大型バイクを出す作業である(笑)
これが本当に神経を使う。
細いラダーレールの幅ギリギリに、バイクのタイヤを合わせながら降ろしていく。
しかも、
- レール中央を維持
- 左右の高さ確認
- 車重バランス
- 足場
全部を同時に考えないといけない。
もう完全に一仕事なのだ。
それこそ、
「よしっ…!」
と気合を注入してから始めるレベル(笑)
大型バイクに乗る前に、すでに精神力を消耗している気もする。
あと、これは完全に想定外だったのだけれど、
「走っていない時間も楽しい」
のである(笑)
- YouTubeでレビューを見る
- シートバッグを比較する
- インカムを調べる
- スマートモニターで悩む
- 秋ツーリングを妄想する
まだ本格的に遠出していないのに、頭の中だけはすでに旅が始まっている。
最近つくづく思う。
大型バイクって、
「速く走るための乗り物」
というより、
「感覚を研ぎ澄ませる乗り物」
なのかもしれない。
周囲を見る。
空気を感じる。
天候を読む。
身体の疲労を知る。
そんな風に、普段使っていなかった感覚が少しずつ戻ってきている気がする。
僕は59歳。
YouTubeを見ていると、
「還暦だから大型バイク卒業します」
なんて動画も結構流れてくる。
でも僕は、その還暦手前から大型バイクに乗り始めた(笑)
若い頃には経済的にも時間的にも難しかった大型バイク。
だからこそ、59歳になった今、こうして乗れている事が少し不思議で、少し嬉しい。
もちろん、不慣れ感はまだかなりある。
そこはもう少し温かい目で見てほしい(笑)
そんな事を思いながら、今日も1時間のソロドライブを楽しんできた。
50代後半、還暦目前で大型二輪免許を取得し、スピードトリプル1050へ乗り始めた記録を固定ページへまとめています。
大型バイク初心者ならではの失敗や、ガレージ問題、健康寿命との向き合いなども含めて更新中です。
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