🕊️ 前回のお話:第144話「59歳と、四捨五入の話」
なんとなく引っかかっているというか、
考え始めると、簡単には答えが出ないようなことだ。
オペラの去勢について
オペラの去勢を、いつするかという問題である。
一方で、満2歳くらいまで待ったほうがいい、という獣医師の意見もある。
筋肉や骨、そして精神的な成長がしっかりするのがそのくらいの時期だから、それまでは待ったほうがいい、という考え方だ。
どちらも、それなりに納得できる話ではある。
だから余計に、迷う。
雄犬の場合、停留睾丸などの病気があれば話は別だし、多頭飼いで他の犬に影響が出るような場合も、また事情は変わってくる。
でも、今のところオペラにはそういった問題はない。
だからこそ、「いつやるか」という選択だけが、ぽつんと残る。
オペラとの半年間
そしてもうひとつ、引っかかっていることがある。
自分は、今のオペラの性格がけっこう好きなのだ。
人懐こくて、無邪気で、陽気で、体力おばけで。
お迎えしてから約半年、一緒に生活してきて、少しずつ理解して、少しずつ関係を築いてきた。
その中で見えてきた“今のオペラ”が、ちゃんとある。
もちろん、どんな性格になったとしても、オペラはオペラなのだけれど。
それでも、この性格が変わってしまう可能性があると考えると、簡単には決められない。
一方で、前立腺などの病気のリスクが下がるという話もある。
どちらを取るのか。
そもそも、それを選ぶのは自分でいいのか。
考えていると、結局は人間の都合なのだと思う。
どちらを選んだとしても、オペラの一生に関わる決断になる。
だから余計に、迷う。
あとがき
最初は、そこまで深く考えずに「やるものなんだろう」と思っていた。
でも今は、そう簡単には決められなくなっている。
情報はたくさんある。
それなのに、決断の材料にはなりきらない。
むしろ、知れば知るほど、迷いが増えていくような感覚だ。
それだけのことなのに、思っていたよりも重い。
本当は、もう少し簡単に決められると思っていた。
でも今は、決めきれないまま考えている。
こういうことは、急いで答えを出さなくてもいいのかもしれない。
少なくとも、今はまだ、その途中にいる。

