🕊️ 前回のお話:第199話「大型バイクは“怖い”くらいがちょうどいい」
最近ふと思う。
初心者である事が、最近ちょっと楽しい。
若い頃は逆だった。
知らない事。
できない事。
失敗する事。
どちらかというと、
「恥ずかしい」
とか、
「格好悪い」
と感じる事の方が多かった気がする。
だから無意識に、
- 得意な事
- 慣れた環境
- 失敗しない選択
ばかり選んでいたのかもしれない。
でも最近は違う。
大型バイクに乗れば、
エンストする。
右直事故にビビる。
ラダーレールで汗をかく(笑)
HONDA モーターサイクリストスクール初級へ申し込んで、
「走る・曲がる・止まる」
を、もう一度ちゃんと学ぼうとしている。
オペラとの暮らしでは、
排泄問題に悩み、
甘え鳴きに振り回され、
「犬って立ちションするんだ…」
と驚く(笑)
ブログを書けば、
文章構成で悩み、
SEOを考え、
内なる自分と相談しながら、
「あーでもない、こーでもない」
を繰り返している。
でも、その時間が妙に楽しいのだ。
もちろん、
思い通りにいかない事も多い。
疲れる事もある。
でも、
知らない事を知っていく感覚
や、
少しずつ出来るようになる感覚
が、今はすごく面白い。
そういえば昔、脳科学者の茂木健一郎さんがテレビで話していた内容を思い出した。
「アハ体験」
とか、
「初めての挑戦」
は、脳にとても良い刺激を与えるらしい。
いわゆるアンチエイジング的な意味でも、かなり効果が高いという話だった。
少し調べてみると、
初めての挑戦は、脳の学習中枢や報酬系を強く刺激するらしい。
新しい体験をすると、
脳の血流量が増える
神経細胞ネットワーク(シナプス)が活性化する
ドーパミンやエンドルフィンが分泌される
など、脳にかなり良い影響があるそうだ。
しかも、
「苦手だから無理にやる」
ではなく、
“好奇心を持って楽しむ”
という状態が特に重要らしい。
…なるほど。
最近の僕、かなり当てはまっている気がする(笑)
大型バイク。
ブログ。
犬との暮らし。
全部、
「初めて」
や、
「知らなかった」
の連続なのだ。
そして、それが妙に楽しい。
若い頃は、
「慣れる」
事ばかり考えていた気がする。
効率。
失敗しない事。
最短距離。
もちろん、それも大事。
でも今は、
“遠回りしながら覚える時間”
そのものを楽しめるようになってきた。
これって、年齢を重ねたからなのだろうか?
それとも、ようやく心に余裕が出来てきたのだろうか?
自分でもよくわからない。
でも一つだけハッキリしている事がある。
それは、
「初心者である事」は、決して恥ずかしい事ではない
という事だ。
むしろ、
初心者だからこそ見える景色もある。
初心者だからこそ味わえる感動もある。
そして、
初心者だからこそ、脳も人生も少し若返るのかもしれない。
そう考えると、
59歳になってから大型バイクへ乗り始めた事も、
毎日ブログを書いている事も、
内なる自分と一緒に文章を作っている事も、
全部ちゃんと意味がある気がしてくる。
たぶん僕は今、
“人生をもう一度学び直している途中”
なのだと思う。

