食いしん坊から始まった調理 ― 小学一年生のホットケーキ事件

食いしん坊から始まった調理 ― 小学一年生のホットケーキ事件 昭和の記憶

🕊️ 前回のお話:第130話「コーヒー牛乳を作ろうとした日」


妻からのリクエスト

先日、妻に
「ホットケーキが食べたいから作って」
と頼まれた。

他にもやることはあったのだが、
ちょうど小腹も空いてきた時間だったので、
作ることにした。

キッチンを見渡すと米粉がある。

米粉で作るか?
それともホットケーキミックス粉か?

妻に確認すると
「ホットケーキミックスでOK」
とのことだったので、
早速作り始めた。

今のホットケーキミックスは
200gずつの小分け袋になっていて使いやすい。

袋は600g入りだが、
中は200g×3袋。

便利な時代になったものだ。

ふと思い出した。

僕が子どもの頃は
600gが一袋にドンと入っていた
そんな時代だった。

軽量カップで
200gとか300gを量って作っていた記憶がある。

そしてこのホットケーキを見ていると、
ある出来事を思い出す。


小学一年生のホットケーキ

僕が一番最初に作った料理は
ホットケーキだった。

小学一年生の時だ。

日曜日の朝。
この出来事は今でも鮮明に覚えている。

なぜかというと、
ちょっとした事件になったからだ。

ホットケーキミックス粉
たまご
牛乳

材料は知っていた。

しかし、
作り方をちゃんと読まなかった。

すべて
目分量で混ぜた。

するとどうなるか。

生地が
シャバシャバ
になった。

母が作ってくれる時の
あのちょうどいい生地とは
明らかに違う。

原因は単純だった。

牛乳を入れすぎたのだ。

もちろん当時の僕には
そんなことはわからない。

困った僕は
寝ている母を起こした。

時間は

朝6時15分。

当然ながら
ものすごく叱られた。

母の言い分はこうだ。

「こんな朝早くから余計なことしないで!」

それに対して
僕の言い分はこうだった。

「じゃ、起きてご飯作ってよ。
作ってくれないから自分でやったのに。」

今思えば
かなり子どもらしい理屈だ。

母は呆れながらも
生地を見てくれた。

そして
小麦粉を足して
生地の硬さを調整してくれた。

そのあと
母はまた寝てしまった。


苦いホットケーキ

その後、
ホットケーキを焼くこと自体は
問題なくできた。

見た目も
ちゃんとホットケーキだった。

しかし、

・分量を間違えたこと
・朝から叱られたこと

そんな出来事が重なって、
いつものホットケーキとは
どこか違う味に感じた。

美味しさを楽しむというより、
なんだか複雑な気分で
食べ終えた記憶がある。

今でも
少し苦い思い出だ。


食いしん坊から始まった調理

でも今になって思う。

どうして
あの時ホットケーキを作ろうとしたのか。

理由は
とてもシンプルだ。

食べたかったから。

そういえば、
もっと小さい頃には
コーヒー牛乳を作ろうとしていた。

コーヒー
牛乳
砂糖

これを混ぜれば
コーヒー牛乳になるはずだと
本気で思っていた。

結局、
あの味にはならなかったけれど。

つまり僕の調理の原点は

食いしん坊

だったのだと思う。

このあとも

インスタントラーメン
チャーハン

いろいろなものを
作るようになっていく。

小学校高学年でも
中学生でも
高校生になっても

この性格は変わらなかった。

むしろ
レパートリーは増える一方だった。

そしてその経験は、
ずっと後になって

主夫として料理をする時代

に大いに役立つことになる。

そう考えると、
小学一年生のあのホットケーキも

人生の
小さな始まりだったのかもしれない。


📘 次のお話:第132話「ドッグフードジプシーになりつつある話」


プロフィール
こんにちは、自由きままなライフログを書いている おぷっぷ です。

家族として迎えたチワワの「オペラ」と過ごす日々を中心に、 日常のささやかな出来事や感じたことを “そのままの言葉で” ゆるやかに綴っています。

オペラはまだ赤ちゃんで甘えん坊。 ふっとした仕草や表情に、あたたかさを感じる毎日です。 そんな小さな相棒と過ごす時間は、季節の移ろいをしみじみと実感させてくれます。

このブログでは、
・オペラとの何気ない日常
・心がふっと動いた瞬間
・飼い主として学んだこと、悩んだこと
・生活の中で見つけた小さな喜び
などを文章と写真で記録しています。

“note to self(自分への小さなメモ)” のように、 未来の自分がふと振り返ったとき、 温かい気持ちになれるページを残したい。

そんな気持ちで、ゆるく書いています。 どうぞ気軽に読んでいってくださいね。
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