🕊️ 前回のお話:第189話「スピードトリプル1050、納車の日」
大型バイク納車翌日、身体が終わっていた話を書いておく。
スピードトリプル1050を納車して一夜明けた。
昨日は興奮して中々寝付けなかった。
大型バイクを運転して帰ってきた高揚感と、初めて味わう独特な疲労感。
アドレナリンが出続けていたのだろう。
結果、睡眠不足である(笑)
それでも不思議な事に気分は悪くない。
むしろ、テンションだけは妙に高いのだ。
しかし、身体は正直だった。
まず、朝起きた瞬間に感じたのは握力の疲労感だ。
「あれ?こんなに手って疲れるの?」
ってくらい、手がだるい。
次に肩。
これがまた重い。
教習所でも多少の疲れは感じていたけど、公道を一時間走った疲労感は別物だった。
さらに首。
気づかないうちに相当力が入っていたのだろう。
肩から首にかけて、じんわり重い。
そして極めつけは太もも。
大型バイクって、乗ってるだけで太もも使うんだね……。
信号待ち、
停車、
発進、
車体の支え。
教習車でも経験していたはずなのに、スピードトリプル1050はまた違った。
特に疲れたのが、
左手の握力だった。
「これはハンドグリップ買うしかないか……?」
なんて本気で思ったくらいだ(笑)
でも後から調べてみると、
大型バイク乗りの諸先輩方は、
「シフトアップやシフトダウン時のクラッチは“チョンっ!”で十分」
なんて言うではないか。
えっ、
そんな感じで良いの!?
僕なんて、
毎回しっかり握っていたのだが……(笑)
どうやら今の僕は、
筋力不足というより、
操作全体がまだ力み過ぎている
のかもしれない。
大型バイクに身体が慣れていない。
いや、
身体より先に、
頭が緊張しているのだろう。
だから、
必要以上に力が入る。
きっと慣れてくると、
もう少し自然に操作できるようになるのだと思う。
特に低速時は、まだまだ車体に「乗せられてる感」が強い。
身体の使い方も、全然慣れていないのだと思う。
しかも、昨日は緊張もしていた。
ニュートラルに入らない。
サイドスタンドを出したつもりが出てない。
立ちゴケ寸前。
今思い返しても、初心者丸出しだった(笑)
だけど、
そんな失敗を含めても、不思議と嫌な疲れではないのだ。
むしろ、
「大型バイクってこういう事なんだな」
と身体で理解し始めている感覚に近い。
たぶん僕は、
まだスピードトリプル1050を“操っている”というより、
必死に付き合ってもらっている段階
なのだと思う。
それでも、
また乗りたい。
身体はダルい。
筋肉痛もある。
睡眠不足でもある。
なのに、
頭の中では次に乗る事を考えている。
完全にバイク脳である(笑)
ここで少しだけ思った。
大型バイクって、
「乗っている時間」だけじゃないのだ。
乗る前のワクワク。
乗っている最中の緊張。
帰宅後の疲労感。
そして翌日まで続く余韻。
全部ひっくるめて“大型バイク”なのかもしれない。
約20年間、
ほぼ毎日50ccスクーターに乗ってきた。
だけど、
大型バイクは全く別の乗り物だった。
便利な移動手段というより、
趣味性の高い“体験”に近い。
だからこそ、
疲れる。
でも、
だからこそ面白い。
そして同時に思う。
これは本当に体力が必要だぞ……
と。
大型バイクを楽しむためにも、
筋力や体力づくりを避けては通れない気がしてきた。
健康寿命。
最近よく考える言葉だ。
「いつまで乗れるのか?」
きっと、
大型バイクって、
そういう事まで考えさせられる趣味なのだろう。
まだバイクは身体の一部ではなく、
“緊張する相手”
という感覚の方が近い。
だけど、
この距離感が今はちょっと楽しい。
そんな大型バイク生活二日目なのである。
50代後半、還暦目前で大型二輪免許を取得し、スピードトリプル1050へ乗り始めた記録を固定ページへまとめています。
大型バイク初心者ならではの失敗や、ガレージ問題、健康寿命との向き合いなども含めて更新中です。
▶ 大型バイク関連記事まとめはこちら


