🕊️ 前回のお話:第191話「大型バイク、ガレージに入れるより出す方が大変だった話」
今日は”用もないのにガレージへ行く理由”について書いておこう。
最近、
用もないのにレンタルガレージへ行く。
バイクに乗るわけでもない。
ただ、
シャッターを開けて、
スピードトリプル1050を見るだけである(笑)
ガレージの中に収まっている黒い車体を見ると、
なんだか妙に落ち着くのだ。
「うむっ、今日もちゃんと居るな」
みたいな感覚だろうか。
缶コーヒー片手に、
ただ眺めているだけの日もある。
傍から見たら、
完全に怪しい中年男性である(笑)
でも、
最近ふと思うのだ。
僕は、
どうしてこんなにも大型バイクに惹かれてきたのだろうか?と。
少し前にも書いたけど、
理由は自分でもハッキリわからない。
ただ、
気づけばずっと“憧れ”として存在していた。
そんな感覚なのだ。
そして先日、
突然ある記憶が蘇った。
小学校一年生の頃の文集だ。
将来の夢の欄に、
「オートバイのレーサーになりたい」
と書いていた記憶が蘇ったのである。
もちろん、
当時どんな思いで書いたかまでは覚えていない。
そりゃそうだ。
この記憶自体、
つい最近思い出したばかりなのだから(笑)
だけど、
時代背景を考えると、
何となく理由も見えてくる。
昭和40年代。
高速道路の整備、
二輪レースの盛り上がり、
そして空前のバイクブーム。
若者を中心に、
バイク文化が一気に広がった時代だった。
ナナハンへの憧れ。
コルク半ヘルメット。
カミナリ族。
今思えば、
かなり荒削りな時代だ。
だけど、
そこには独特の熱量があった。
そして当時のテレビでは、
バイクレースやカーレースも普通に放送されていた。
WGP。
フォーミュラー。
ケニー・ロバーツ。
子供だった僕は、
意味もわからず見ていた気がする。
でも、
あのエンジン音やスピード感、
ライダー達の姿は、
幼いながらに強烈に焼き付いていたのだろう。
さらに追い打ちをかけたのが漫画だ。
『750ライダー』
『あいつとララバイ』
『バリバリ伝説』
完全に影響を受けている(笑)
今振り返ると、
僕の中でバイクって、
単なる乗り物ではなかった。
自由。
速さ。
大人。
憧れ。
そういう“何か”の象徴だったのだと思う。
だからなのかもしれない。
還暦目前になって、
突然大型二輪免許を取り始めたのは。
周囲から見たら、
「今さら?」
なのかもしれない。
でも僕の中では、
ずっと止まったままだった“少年時代の続きを始めた”
感覚の方が近い。
大型バイクに乗る理由。
それはきっと、
少年時代に叶えたかった事を、今になって叶えている
ただそれだけなのだ。
もちろん現実は甘くない。
重い。
暑い。
筋肉痛になる。
取り回しも怖い。
ガレージ問題もある。
お金もかかる。
だけど、
それらを含めても、
今は妙に楽しい。
最近、
用もないのにガレージへ行ってしまう理由も、
きっとそこにあるのだろう。
まだバイクは身体の一部ではない。
むしろ、
まだまだ緊張する相手だ。
だけど、
シャッターを開けて、
そこにスピードトリプル1050があると、
少年時代の自分が、
「やっと乗れたな!」
って言ってる気がするのである。
50代後半、還暦目前で大型二輪免許を取得し、スピードトリプル1050へ乗り始めた記録を固定ページへまとめています。
大型バイク初心者ならではの失敗や、ガレージ問題、健康寿命との向き合いなども含めて更新中です。
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