大型二輪免許を取っただけでは見えなかったこと

HMS初級コースで教官の後ろを走りながら学ぶ大型二輪ライダー バイクという存在

🕊️ 前回のお話:第232話「59歳目前なのに人生初が増えている」


6月21日。

いよいよHMS(Honda Motorcyclist School)初級コースの日がやってきた。

実は2日前まで本気で悩んでいた。

行くべきか。

キャンセルするべきか。

天気予報は雨。

降水確率80%。

しかも予報信頼度A。

つまり、

「高確率で雨です」

ということだ。

私は雨が好きではない。

バイクで雨に降られるのも好きではない。

カラダが濡れるのも嫌いだ。

それでも、

「せっかくの機会だから」

と思い直し、参加することにした。

結果から言うと、

キャンセルしなくて本当に良かった。


雨予報だったのに晴れてしまった

朝6時。

本格的な小雨。

やっぱり予報は当たるのかと思った。

朝8時。

小雨。

でも空が少し明るい。

そして9時。

雨は止んだ。

その後は曇り空を経て、午後には30℃を超える晴天になった。

なんとも嬉しい誤算である。

もしキャンセルしていたら、

間違いなく後悔していただろう。


HMS初級ってどんなところ?

今回参加したのはHMS初級コース

「走る・曲がる・止まる」

というバイクの基本を改めて学ぶ講習会だ。

免許取得直後の方やペーパーライダーでも安心して受講できる内容になっている。

受付は思っていたより清潔感があり、スタッフの対応も丁寧だった。

参加者も若い方からベテランライダーまで幅広い。

そして何より雰囲気が和やかだった。

変な緊張感がない。

だから初心者でも参加しやすいと思う。


最初の衝撃

講習開始後、慣らし運転をしている時だった。

今さら何を言っているんだと思われるかもしれない。

でも正直に書く。

私は初めて、

「バイクって勝手に曲がるんだ」

という感覚を理解した。

もちろん頭では知っていた。

セルフステアの話も知っている。

動画も見た。

本も読んだ。

でも、

実際に体感するのは別だった。

あの感覚は少し感動した。


教官の後ろを走って気付いたこと

講習終盤。

パイロンを使ったコーナリング練習をしていた。

私はどうしても少し膨らみ気味になる。

すると教官が前に出た。

「ついてこい」

という合図だった。

私はその後ろを走った。

そして驚いた。

走行ラインが全く違う。

本当に全く違う。

私は曲がるために頑張っていた。

教官は自然に曲がっていた。

同じコースなのに別物に見えた。

この時、

自分の課題がはっきり見えた気がした。


私の課題は視線とリーンウィズ

今回一番印象に残ったのはライディングフォームだった。

教官から言われた。

「リーンアウトになっていますね」

とのこと。

そして、

まずはリーンウィズを徹底して身につけるようアドバイスをいただいた

車体と上半身を同じ角度で傾ける。

簡単そうに聞こえる。

しかし実際にやると難しい。

さらに、

視線も近いらしい。

目線は車4〜5台先。

遠くを見る。

頭では分かっている。

でも実際にはできていない。

今回の講習で、

自分が練習すべきことが明確になった。


スピトリでは気付かなかったこと

今回乗ったのはNC750L。
車重がスピードトリプル1050に近かったことが理由だ。

久しぶりに乗ってみると驚く。

両足ベッタリ。

姿勢が楽。

クラッチも扱いやすい。

ブレーキも扱いやすい。

正直、

スピトリ1050よりかなり乗りやすかった。

もちろんバイクの性格が違う。

比較するものではない。

でも今回、

スピトリ1050の難しさも少し理解できた気がする。
ちょっと無理したかも?と思ったが慣れてしまおう!
と、言い聞かせた(苦笑)


一番の収穫

今回の講習で上手くなったかと言われると分からない。

でも確実に言えることがある。

課題が見えた。

それが一番の収穫だった。

教官が見守ってくれる安全な環境。

クローズドコース。

その中で色々試せた。

失敗もできた。

考えることもできた。

とても有意義な一日だった。

一方で、

公道に出るとまだ不安はある。

これは経験不足だと思う。

だからこれから経験を積んでいきたい。


また参加したいか?

答えはもちろんYESだ。

初中級。

中級。

上級。

機会があればぜひ参加したい。

そしてその前に、

今回学んだことを実践してみたい。

まずは秩父あたりだろうか。

そして秋には那須。

大型二輪免許を取得しただけでは見えなかったことが、今回たくさん見えた。

だからこそ、

これからが本当のスタートなのかもしれない。


50代後半、還暦目前で大型二輪免許を取得し、スピードトリプル1050へ乗り始めた記録を固定ページへまとめています。

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