季節の変わり目と、人生の変わり目

春を前に蕾をつけた桜の枝と、静かな道を歩く男性の後ろ姿。季節の変わり目と人生の節目を象徴する穏やかな風景。 「日々とぬくもり」

🕊️ 前回のお話:第121話「世界は同じ。変わったのは自分。」


2月が終わり、季節は春に向かっている。

通勤の道では梅の花が咲き、
風の匂いもどこか柔らかくなった気がする。

春という季節は、
何かが始まるような気配を運んでくる。

そんなことを考えていたら、
ふと、自分の年齢のことも頭に浮かんだ。

3月中に59歳を迎える。

60代が、もうすぐそこまで来ている。


これまでの年代の節目

振り返ってみると、

20代から30代になるときも、
30代から40代になるときも、
40代から50代になるときも、

特別な思いはなかった。

年代が変わること自体を、
それほど意識したことがなかったのだ。

そして今。

50代から60代へ。

これも同じだろうと思っていた。

でも、どうやら
そうでもないのかもしれない。


大器晩成型?

10代後半の頃から、
周囲の人にこんなことを言われていた。

「お前は大器晩成型だな」

当時は正直、
よく分からなかった。

むしろ、

「いつ完成するんだよ」

そんな気持ちだった。

でも最近、
ふと思うことがある。

もしかすると、
本当にそうなのかもしれない。

まだ半信半疑ではあるけれど、
人生のいろいろなことが
少しずつ整ってきた気がしている。


今あるもの

今のところ、

仕事があり、
人生を共にする家族がいて、
衣食住に困ることもない。

文鳥や犬といった動物とも、
一緒に暮らしている。

そして少年の頃から
「いつか必ず」と思っていた
大型自動二輪の免許も取得した。

こうして並べてみると、

思い描いていた人生の形に、
意外と近づいている気がする。


振り返ると

もちろん、
順風満帆だったわけではない。

記憶を遡れば、
大変だった時期も確実にあった。

嫌な出来事も、
悔しい思いも、
たくさんあったと思う。

でもそのたびに、
周囲の人に助けてもらいながら
なんとか乗り越えてきた。

振り返ると、

むしろ、その連続だったような気がする。


あとがき

過去の出来事のすべてを
正確に覚えているわけではない。

忘れていることも多いし、
記憶も少しずつ形を変えているだろう。

でも、
なかったことにするのも違う気がする。

嬉しかったことも、
苦しかったことも、
嫌だったことも、

すべての経験が積み重なって
「今ここ」に繋がっている。

まだ人生の途中ではあるけれど、

思いのほか、
悪くない人生になってきている。

正直に言うと、
それが少し不思議でもある。

ただ、まだ花が咲いたわけではない。

僕の場合は、
やっと「きれいな蕾」をつけたところだ。

花が開くのは、
まだ先だろう。

でも、それでいい。

春という季節が、
これから花を咲かせるように。

人生もまた、
これからなのかもしれない。


📘 次のお話:第123話「長い助走」


プロフィール
こんにちは、自由きままなライフログを書いている おぷっぷ です。

家族として迎えたチワワの「オペラ」と過ごす日々を中心に、 日常のささやかな出来事や感じたことを “そのままの言葉で” ゆるやかに綴っています。

オペラはまだ赤ちゃんで甘えん坊。 ふっとした仕草や表情に、あたたかさを感じる毎日です。 そんな小さな相棒と過ごす時間は、季節の移ろいをしみじみと実感させてくれます。

このブログでは、
・オペラとの何気ない日常
・心がふっと動いた瞬間
・飼い主として学んだこと、悩んだこと
・生活の中で見つけた小さな喜び
などを文章と写真で記録しています。

“note to self(自分への小さなメモ)” のように、 未来の自分がふと振り返ったとき、 温かい気持ちになれるページを残したい。

そんな気持ちで、ゆるく書いています。 どうぞ気軽に読んでいってくださいね。
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