教習所を卒業したあとに感じた空虚感

大型自動二輪免許を取得した男性が夜の部屋で免許証を見つめながら、教習所を卒業した後の空虚感を感じているイラスト バイクという存在

🕊️ 前回のお話:第125話「58歳、バイク欲しい…ほとんどビョーキだ」


大型自動二輪の卒業検定に合格した。

その後、免許センターへ行き、
運転免許証に「大型自動二輪」が追加された。

新しい免許証を見たとき、
正直ホッとした。

「ああ、これで終わったんだな」

そんな安堵の気持ちがあった。

ところが、その次の日の夜。
ふと、不思議な感覚に包まれた。

空虚感。

「ん?」

と、自分でも思った。

嬉しいはずなのに、
どこか心の中が少し空いている。

この感覚、
なんだろう。

少し考えて、
気づいた。

これは
教習所を卒業した空虚感なんだ、と。


教習所という特別な場所

教習所に通っている間は、
決して楽なことばかりではなかった。

「今日は教習あるのか…」

「ちょっと面倒だな」

「今日は苦手な課題じゃないか」

「早く終わらないかな」

そんなことを思う日もあった。

でも、今思うと
教習所という場所は
とても特別な場所だった。

大型バイクに乗れる。

しかも、

倒しても大丈夫。
コケても大丈夫。

もちろん、わざと倒すわけではない。

実際に倒してしまった時は
申し訳ない気持ちになるし、
バイクの傷も気になる。

それでも教官が
「大丈夫ですよ」
と手助けしてくれる。

あの安心感は、
とても大きかった。

燃費を気にする必要もない。

行けば乗れる。

そんな場所だった。

そして何より、
大型バイクに乗れる時間は
とても貴重な時間だったのだと思う。


どこか懐かしい感覚

その空虚感の正体に気づいたとき、
もう一つ思い出したことがあった。

この感覚。

昔、経験している。

そうだ。

学校を卒業したときの感覚と
とてもよく似ていた。

小学校。
中学校。
高校。

卒業した直後は
意外と実感がない。

ところが
二日後、三日後くらいから
ふと寂しくなる。

特に覚えているのは
中学校の卒業だ。

高校はそれぞれ違う学校へ進む。

今まで毎日会っていた友達と
突然、会えなくなる。

「また会えるのかな」

「今度はいつ会えるんだろう」

そんなことを考えながら
少しノスタルジックな気持ちで
過ごしていた。

教習所の卒業後に感じた空虚感は
まさに、あの時と同じだった。


あとがき

教習所は

ただ免許を取る場所ではなく、

少しだけ
学生に戻ったような

特別な時間だったのかもしれない。

通っている間は

「面倒だな」

なんて思うこともある。

でも、終わってみると
少し寂しくなる。

人間というのは
案外そんなものなのかもしれない。

でも、それでいい。

次は

自分のバイクで走る時間が
待っているのだから。


📘 次のお話:第127話「休眠から目覚めたバラ」


プロフィール
こんにちは、自由きままなライフログを書いている おぷっぷ です。

家族として迎えたチワワの「オペラ」と過ごす日々を中心に、 日常のささやかな出来事や感じたことを “そのままの言葉で” ゆるやかに綴っています。

オペラはまだ赤ちゃんで甘えん坊。 ふっとした仕草や表情に、あたたかさを感じる毎日です。 そんな小さな相棒と過ごす時間は、季節の移ろいをしみじみと実感させてくれます。

このブログでは、
・オペラとの何気ない日常
・心がふっと動いた瞬間
・飼い主として学んだこと、悩んだこと
・生活の中で見つけた小さな喜び
などを文章と写真で記録しています。

“note to self(自分への小さなメモ)” のように、 未来の自分がふと振り返ったとき、 温かい気持ちになれるページを残したい。

そんな気持ちで、ゆるく書いています。 どうぞ気軽に読んでいってくださいね。
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